推定血漿量(ePV)により循環動態をみる-基本編-

【概要】 心不全診断や循環動態をみる上でうっ血の評価は重要である。救急外来での急性心不全の迅速な診断や、心不全患者の入院では退院時・退院後を含め数多くのポイント/状況下で、うっ血の評価が行われる。このため、「より簡便・迅速・低コスト」なうっ血評価法の有用性は高い。 本ウェビナーでは、推定血漿量(ePV – ヘモグロビンとヘマトクリットの実測値から計算する簡便な式)を紹介。ePVが、簡便かつ低侵襲的で、現行の心負荷の指標を代替的に評価でき、心不全診断の一助となり、心不全予後と関連することを、演者自身による直近2018-22年のePV関連英文文献からのデータも含めて示される。 循環器内科のみならず麻酔科、心臓血管外科、救命救急、ICUのドクター、医療関係者の方々にご視聴頂きたいトピックです。 【2023年7月26日(水)18時より配信】(JST) 演者:小林 正武 先生(東京医科大学 医学部 循環器内科分野 助教)

CRRTにおける適切な電解質管理の重要性:イオン化Mg, イオン化Ca, 電解質をPoint-of-Careで測定(日本語ナレーション)

【概要 】2022年3月に、米国サンディエゴで行われたAKI&CRRT 2022での発表の日本語抄訳ナレーション版です。CRRT(持続的腎代替療法)およびクエン酸塩の使用と、それに伴うイオン化カルシウム(iCa)・イオン化マグネシウム(iMg)を中心とする電解質の挙動に関して、先行文献(主に2022~2020と最近のもの)を挙げつつ、腎臓専門医である演者が論理的に説明。14分間の簡潔なウェビナーです。 CRRTにおいては、iCaだけでなくiMgも低下すること、それらの経時的推移、「CRRT下でクエン酸塩による抗凝固を受ける患者では、tMgとiMgの間に相関関係は生じない」といったことが示されます。興味深い報告ばかりですので、プレゼンで示される引用元の文献も、ぜひご参照下さい。(本ウェビナーは日本語ナレーションでお届けいたします)【2023年5月17日18時より配信開始】 演者 :Dr.チアゴ・レイスブラジリア大学 分子薬理学研究所研究員 腎臓移植部 上級医師

Preoperative Ionized Magnesium Levels and Risk of Acute Kidney Injury After Cardiac Surgery

Although postoperative acute kidney injury (AKI) is a serious complication after cardiac surgery, preventive measures are limited. Despite the known association of preoperative low magnesium levels with cardiac surgery–related atrial fibrillation, the association between preoperative magnesium concentration and postoperative AKI has not been fully elucidated. In this webinar, Dr. Hee Byung Koh, Department of Internal […]

イオン化マグネシウム最新情報アップデート2021(日本語ナレーション)

日程: 2022年03月28日 (月曜日) 時間: 18:00 (日本標準時) 以降はオンデマンドで視聴可能です 所要時間: 45 分 【概要】 欧州でイオン化マグネシウム研究をリードするキスターズ教授が、2000年頃から最新2020~2021年に至るまでの、血中マグネシウムに関する文献を紹介。そのうち多くが、同教授のチームによる発表論文です。 マグネシウム代謝、関連するイオンチャネル、薬剤による影響、イオン化マグネシウム濃度を見るべき根拠、他電解質への影響、循環器・腎臓障害や糖尿病や骨粗鬆症との関わり、スポーツやストレスとの関連など、ポイントに絞って幅広く紹介されます。欧州でのイオン化マグネシウムに関する研究にご注目ください。 本ウェビナーは日本語ナレーションでお届けします。 演者 クラウス・キスターズ教授 (Prof. Dr. Klaus Kisters, MD)Head of Medical Clinic I & ESH Excellence CentreSt. Anna Hospital, Herne ドイツ

日本版敗血症診療ガイドライン2020のポイントと迅速乳酸値測定の意義

日時: 2021年12月23日 (木曜日)時間: 18:00 (日本標準時)以降はオンデマンドで視聴可能です。 所要時間: 45 分 概要 敗血症診療における乳酸値測定の意義を ガイドライン策定メンバーでもある 札幌医科大学 医学部 集中治療学 准教授 巽 博臣先生にお話しいただきました。敗血症診療にかかわる先生方、あるいは、簡単で素早い乳酸値測定法が気になる先生方、必見のウェビナーです。 「日本版敗血症診療ガイドライン2020」は、2016年版からどう進化したのか、どのように捉えるべきものなのか。 「重症患者への栄養療法」を駆使する演者の眼から、気をつけたいCQ(例:敗血症患者への栄養投与は経腸栄養と経静脈栄養のどちらを行うか?)のピックアップ解説。 続く後段で、敗血症診療における迅速な乳酸値測定の意義に関して、腸管壊死の症例とその際の乳酸値データ推移の事例を紹介しつつ考察。  演者 巽 博臣 先生(Dr.Hiroomi TATSUMI)札幌医科大学 医学部 集中治療学 准教授

心臓手術患者のイオン化マグネシウム測定で何がわかる?

所要時間: 45 分2021年11月4日17時配信(日本時間) 以降はオンデマンドで視聴可能 概要 心臓外科手術において、心筋保護液の成分にマグネシウム(Mg)が含まれるか・含まれないかによって、血中イオン化マグネシウム(iMg)濃度に違いが発生します。Mgフリーの心筋保護液から、Mgを含むものへと、変更された例において、その変更の前後で、術前と人工心肺後のiMg濃度の推移がどう変わったかデータ比較結果、さらに、実症例として、iMgの補正がTdPの再発予防に有効であった一例を紹介。心臓血管外科手術において、心筋保護液の内容を確認することの重要性、周術期の iMg 測定の有用性が、わかりやすく具体的に示されるウェビナーです。  演者 田中 克哉 先生 (Dr.Katsuya TANAKA)教授 (Professor)徳島大学医学部 麻酔・疼痛治療医学分野 (Tokushima Univ)

CCVH患者の低マグネシウム血症を識別できるバイオマーカーは、総マグネシウムではなくイオン化マグネシウムである

配信日: 2021年10月8日 (金曜日)  17:00 (日本標準時) 以降はオンデマンドで視聴可能です。 所要時間: 30 分 概要 CVVH(持続的静静脈血液濾過)患者の低マグネシウム血症を識別できるバイオマーカーは、総マグネシウムではなくイオン化マグネシウムである!原題:Ionized and not total magnesium as a discriminating biomarker for hypomagnesemia in CVVH patients  集中治療室の患者の総マグネシウムとイオン化マグネシウムの185例を比較し、クエン酸による抗凝固薬を使用したCVVHを受けた患者の低マグネシウム血症の識別マーカーとなるのは、総マグネシウムではなく、イオン化マグネシウムであることを示したことを紹介します。 欧州の大規模病院の豊富な臨床例で考察された注目のウェビナーを日本語ナレーションでお送りします。 ※本ウェビナーはノバ・バイオメディカル グローバルウェビナーの日本語ナレーション版です。 演者:ウーター T. グローエネステーゲ博士(Wouter Tiel Groenestege, Ph.D.)オランダ ユトレヒト大学 メディカル センター 臨床化学部門 ノバ・バイオメディカル ウェビナーシリーズhttps://www.novabio.us/jp/webinars/ ノバ・バイオメディカルwww.novabiomedical.com