低マグネシウム血症(低レベルのマグネシウム)は、心血管疾患から呼吸器疾患や敗血症に至るまで、いくつかの臨床症状に関連しています。 これまで、検査室で測定する総マグネシウム(tMg)は低マグネシウム血症の患者を識別するために使用されてきました。 しかし、低マグネシウム血症の患者を正しく識別するために、tMgの生理的に活性な分画であるiMgを使用することの臨床的意義が様々な研究によって示されています。

本ウェビナーでは以下の内容について解説致します。

  1.  生物学的プロセスにおけるMgの病態生理学と役割を説明します
  2.  体液中のMg画分(総マグネシウム、タンパク質結合体、イオン化体)の分布を説明します
  3.   tMgとiMgの違いを説明します
  4.  低マグネシウム血症に関連する臨床症状を明らかにします
  5.  さまざまな臨床現場でのイオン化マグネシウム測定の臨床的有用性を明らかにします

所要時間: 約35分 / 日本語ナレーション

(2019年2月公開)


講演者

Evan Ntrivalas, MD, PhD
メディカル&サイエンティフィック・アフェアーズ 北米担当ディレクター
Nova Biomedical

ギリシャのテッサロニキ大学医学部で医学博士号を取得。イリノイ州ノースシカゴのロザリンド・フランクリン医科学大学(RFUMS)で微生物学および免疫学の博士号を取得。

日本語解説

山本 理 (Masaru Yamamoto,PhD)
学術部 部長
ノバ・バイオメディカル株式会社